MENU

高配当株の暴落の対処法

ジンペイ

最近のトランプ関税で株式市場が大荒れ…

とも

不安な人も多いよね…

初めて大きな下落に直面すると、「今、どう動けばいいのか?」と戸惑ってしまうのも無理はありません。

ですが、暴落時こそ高配当株はまさにバーゲンセール!

暴落時の対応次第で今後の投資成果が大きく変わるといっても過言ではありません。

暴落時の割安な価格で高配当株を買い増すことができれば、将来的に配当利回りがさらに上がる可能性だってあります。

逆に焦って売ってしまうと、本来得られるはずだった配当を逃してしまうことにもなりかねません。

今回は、このような暴落時にこそ知っておきたい高配当株投資の具体的な対処法と普段からできる準備について詳しくお話ししていきます。

市場の動きに惑わされず、長期的な視点でしっかり資産を守りつつ増やす方法を一緒に考えていきましょう!

暴落はチャンス!

株価が暴落すると短期的には資産が減って焦るかもしれませんが、優良株を割安で買える絶好の機会です。

特に高配当株は株価が下がると配当利回りがアップするので、少ない資金で多くの配当金を得るチャンスになります。

例えば、通常時に100円で取引されていた株が暴落で50円になり、依然として年5円の配当を支払うと仮定します。

この場合、配当利回りは5%から10%に倍増します。

このように、暴落時は将来の安定した収入源を割安で手に入れる絶好のタイミングです。

そもそも暴落って?

暴落の原因には、大きく分けて2つあります。

暴落の種類
  • 悪決算・減配など企業の個別理由
  • コロナショックなどの経済打撃等

両方とも暴落ですが本質は全く異なります。

2つの特徴を捉えてうまく高配当株投資と向き合っていましょう。

とも

今回の暴落は②だね!

企業の個別理由により暴落した場合

企業の個別的な理由で株価が暴落した場合は冷静に企業分析をしなくてはいけません。

企業の業績が悪化するとその株価は下がります。

高配当株でも例外ではないので、業績悪化の原因を理解することが大切です。

例えば、業界全体の不調なのか、それとも企業固有の問題なのかを見極めることが重要です。

株価が下落した時は最新の決算短信を見るようにしましょう。

よくある暴落の原因は以下の2つです。

売上、営業利益、EPSの悪化
配当金の減配発表

決算短信の見方は【高配当株完全攻略ガイド】の中で紹介しているのでそちらもご確認ください。

暴落の原因が前者の場合は決算短信の最後に業績予想や原因分析が乗っているのでそちらを確認しましょう。

後者の場合は減配に至った原因と配当方針の変更が有るのかを確認します。

万が一、今後も配当金を減らすような方針になるのであれば投資を辞める検討も必要になります。

市場全体の暴落

リーマンショックコロナショックと言った市場全体が下落する時は高配当株を買い増しするチャンスです。

なぜなら狙っていた高配当株の配当利回りが上がるからです。

 ただし、市場全体が暴落するときはパニックにならず、冷静に対応することが大切です。

最高値から20%以上下落する暴落の場合は段階的な買い増しを検討しましょう。

下落相場では、少しずつ株を買い増す戦略が有効です。

特に、打診買い(少額から様子を見る買い方)ナンピン買い(株価が下がった後にさらに買い増す方法)は、リスクを抑えながら利益を最大化する方法として最適な投資法になります。

ここで株価が下落したときの利回り変化を見ていきましょう。

暴落は配当利回りが上がる

10%下落で利回り4.4%
20%下落で利回り5%
30%下落で利回り5.7%

このように株価が20%下落すれば、利回りは25%上昇するということがわかります。

市場全体の暴落時は企業の業績が悪くなったわけではないのに利回りは上昇するので投資のチャンスと考える事ができます。

下落率別の買い目安としては

10%下落=基本買い増しはしない
15%下落=買い増しを検討
20%下落=いくらか買い増しする
30%以上下落=本気で買いにいく

といった感じです。

とも

今回の暴落は最高値から30%以上の下落が見えてきている!

○○ショックのような株価暴落が発生してから何を買おうか考えていると不安や焦りから失敗することが多いです。

下落時の買い増しは、株価〇〇%下落毎に○○株買うなどと方針を決めて置き、メモ帳にでも書いておきましょう。

そうすれば割安感のある銘柄を確実に狙いに行けます。

とはいっても「落ちたナイフは掴むな」という投資の格言があるように暴落相場に入ることは非常に勇気がいる行為です。

そこで使うのが打診買いとナンピン買いです。

打診買いとナンピン買い

打診買いとは?

「打診買い」とは、株を少しだけ試しに買うことを指します。

暴落時に株価がどこまで下がるのかを予想するのはほぼ不可能です。

そこで、まず少額だけ買って様子を見ながら、徐々に投資額を増やすのが打診買いのポイントです。

例えばある高配当株が気になっているけれど、今が買い時か迷っているとします。

この場合、まずは全体の投資予定額の10%~20%程度を買ってみることで、値動きを確認しながら判断できます。

打診買いをすることで、いきなり大金をつぎ込むことなく少額で投資を始めることでリスクを分散できます。

ナンピン買いとは?

「ナンピン買い」とは、購入した株価が下がったときに、さらに追加で買うことを指します。

株価が下がると「平均取得価格」を下げることができるため、暴落時には含み損を減らすことができ、株価が回復したときにより早く損益分岐点に達することができます。

例えば、ある株を1000円で100株購入しその後株価が800円まで下がったとします。

このとき、さらに800円で100株を追加購入すると、平均取得価格は(1000円 + 800円)÷ 2 = 900円になります。

こうすることで株価が900円を超えれば、利益が出るようになります。

ナンピン買いの注意点

ナンピン買いは損失を拡大するリスクもあります。

株価がさらに下がり続けると、どんどん追加購入しなければならなくなり、資金を多く使うことになります。

また、そもそも企業の業績が悪化している場合は、株価が回復しない可能性も高いため、慎重な判断が必要です。

そのため、株価下落の要因をしっかり見極めたうえでナンピン買いのルールを決めておくことが大切です。

1つの目安として株価が20%下がったらナンピン買いをするというものがあります。

打診買いと組み合わせて投資資金を3回に分けてナンピンしていくというのも効果的だと思います。

ともの実例を紹介

では実際に僕が前回の暴落でどのように打診買いとナンピン買いをしたのかを解説していきます。

今回、例として紹介するのは竹内製作所という小型建設機械の銘柄です。

業界全体の株価下落と工場の火災によって株価が下落していましたが、決算資料では売上、利益ともに絶好調で過去3年間の配当利回りの中で高水準にあったので購入しました。

最初に購入を検討した段階ではまだまだ下がる可能性もあったので打診買いとして投資資金全体の10%を竹内製作所の投資資金としました。

その資金の3分の1を5000円付近で投資しました。

すると、植田ショックによって株価が大きく下落するという予想外の事態が起こりました。

竹内製作所は景気敏感株なので暴落の影響をモロに受けて株価が大きく下がってしまい、一番底の時点で−25%の含み損となりました。

そこで残しておいた竹内製作所の投資資金を3800円付近で追加投資しました。

すると、1番目に購入した分と2番目に購入した分の平均値が4450円となるので、−25%だった含み損は−10%にまで減少しました。

そして株価の上昇とともに含み損は消え、配当利回りが高いタイミングで優良株を購入することが出来たというわけです。

万が一、ここからさらに暴落が続くようなら最初に買った金額から−50%付近で追加投資をして取得単価を下げるという選択肢がとれます。

今回は幸い、そこまで下がることがなかったので投資資金の3分の2を使ってほしかった株を買うことが出来ました。

これが、打診買いとナンピン買いを活用して高配当株を買う基本的な考え方です。

下落相場でよくある失敗

高配当株投資において株価暴落は絶好の買い増しチャンスですが、対応を間違えると配当利回りの高い株価で買えなかったり、リスク許容度を超えた投資をしてしまったりします。

暴落時のよくある失敗は買えない買いすぎのどちらかです。

欲をかいて買えない

インデックス投資では暴落が来ても何もせずに投資をやめないことが最適解とされています。

しかし、高配当株においてはそれは悪手になります。

高配当株は株価が下がった時に買うことで高い利回りを狙えるのでなにもせずに様子見するというのは眼の前のチャンスを逃すことになります。

暴落の様子を一旦様子見するというのも一つの手ですが、それは裏を返せば「もっと下がったタイミングで買いたい」という欲を持ちすぎている可能性があります。

前回の植田ショックではこのパターンで株を買えなかった人がかなり多かったように思えます。

ある程度株価が下がったら、打診買いとナンピン買いを考慮しつつ投資してみるといいのではないでしょうか。

個人的には直近高値から20%以上下落したときには、一度目の買いをいれるようにしています。

もちろん、更にそこから下がる可能性を考慮して安全策をとるのは大切です。

とも

今回の暴落は20%以上下がってきているよ!

一気に買って失敗する

こちらは反対に「今が買い時!」と思って投資資金を一気に注ぎ込んだらさらに下落するという失敗です。

株価が下落したときには、準備していた投資資金で買い増しを進めたいところです。

ただし、その際も「最悪の事態」を想定しておくことがとても大切です。

具体的にはナンピン買いを想定して投資資金を分散させることと、投資する銘柄を増やして分散投資することです。

株価がまだ下がるのであれば残った投資資金で投資すればOKですし、今回のようにすぐ上がってしまっても投資資金の一部を使っていいタイミングで高配当株を買うことができます。

普段からの準備が大切

僕たちも今回の暴落で改めて感じましたが、高配当株投資は普段から準備がとても大切です。

少し前までは「買う銘柄がなくて困っている」という相談を頻繁に受けていましたが、いざ暴落が来るとどう動けばいいかわからなかったという方も多いのではないでしょうか。

市場全体が一気に下る暴落は稀なのでそのチャンスを掴むためにも資金管理、銘柄分析、暴落時のルール作りなどをしておきましょう。

  • 家計管理をしっかりと: 安定した投資を続けるためには、家計の健全な管理が欠かせません。無理のない投資金額を設定しましょう。
  • 資産の全体管理: 資産全体を見渡し、どれくらいのリスクを取れるかを常に把握しておくことが重要です。
  • 銘柄の分析: 投資先の企業を定期的にチェックし、業績や将来性を評価しましょう。これにより、暴落時に素早く判断ができます。
  • リストを作っておこう: 購入候補の高配当株のリストを作っておけば、暴落時にすぐ行動に移せます。

投資は事前準備が9割なので投資方針は決めておきましょう。

暴落がきたときは誰でも焦るものです、それが普通です。

暴落は怖いですが、冷静に対応しチャンスを最大限に活かすことで、投資成果を大きく伸ばすことができます。

また、明確な投資方針を作ったにも関わらず

・株が気になって眠れない
・株価が気になって仕事が出来ない

といった方はリスクの取りすぎです。

投資資金は生活費や10年以内に必要になる資金を除いた余剰資金という前提を思い出して、投資資金を減らすのも一つの選択肢です。

その場合は投資に使うお金を見直すことで投資に対する不安を減らすことが出来ます。

暴落が来ても余裕を持って乗り越えられる投資計画を立てるようにしていきましょう。

今後のともの動き

ジンペイ

ともさんは今回の暴落でどう動くの?

とも

僕は日経平均が30000円を割ったら本格的に投資をスタートするよ!

ジンペイ

下落率でいうとどれくらいなの?

とも

直近最高値を40,000円と仮定すると、25%の下落になるね‼️

ジンペイ

コロナショックは30%下落したんだよね!

もっと下がる可能性はある?

とも

僕はいつも50%下がってもおかしくないという前提で投資しているよ‼️

今回は30,000円で1回目のナンピンをすれば50%下がった20,000円の頃合いに2回目のナンピンができるからね!

ジンペイ

ナンピンの幅は人それぞれだけど、3回目まで想定していれば安心だね!

とも

もっと下落が続いてもおかしくないからね…

資金は余裕を持って使いすぎないのが重要だよ!

どんな銘柄を買う?

ジンペイ

今回の暴落は関税が大きな原因だよね?

とも

そうだよ!

だから、狙うべきはこの2種類の銘柄になるね!

  • 下落に巻き込まれた内需&ディフェンシブ株
  • 普段株価の下がらない大型高配当株
ジンペイ

どんな風に投資するの?

とも

まずは高配当株に使って良いお金の10%〜20%を10銘柄以上に分散させて投資するよ!

あとは各銘柄の下落率に応じて3回に分けてナンピンするよ!

ジンペイ

だいぶ慎重に投資するんだね!

具体的な銘柄が知りたいな!

とも

僕のストーリーで公開していくよ!

資料も作るから待っていてね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

✈️配当金で沖縄に行きたい26歳
・高校生から投資を始めて1000万以上運用中
・S&P500と国内高配当株への投資がメイン

目次